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雨漏りの原因となる毛細管現象とは

Rain on glass window

瓦のひび割れやズレなどの異常が見当たらないのになぜか雨漏りしている…そんなときは毛細管現象を疑った方がいいかもしれません。コップの中に入った水にストローをさすと、少しだけその水がストローの中を上ってきますよね。細い空間の中を液体が浸透していくこの現象こそが、毛細管現象と呼ばれるものなのです。この現象が屋根や外壁で起こり、雨漏りを引き起こしていることがあります。

瓦やスレート屋根の重なる部分には、通気性を確保したり、雨水を排水しやすくしたりするための隙間が存在します。新築の頃はしっかりとキープされている隙間も、築年数が経てば経つほどゴミやほこりが溜まって空間が狭くなり、毛細管現象を起こしやすくなるのです。先ほどのストローのささった水を思い出してみてください。太いストローよりも細いストローの方が、水位が高くなるように感じませんか。それと同じように隙間が狭くなるほど毛細管現象は活発化してしまいます。

逆に「隙間がなくなれば雨水の浸入も防げるのでは?」と考える人もいるでしょう。しかしそうなると通気性が保たれず、湿気や逃げ道を失った雨水などが下地材を腐らせて雨漏りを始めてしまいます。やはり屋根には適切な隙間が必要なのです。この他、わずかにでもヒビや欠け、ズレがあると毛細管現象が誘発され、雨漏りの原因になってしまいます。目に見える大きな損傷はもちろん、小さなキズも見逃さないようにしましょう。

もし屋根に何か異変を感じたら、早めに修理を依頼しましょう。そのまま放置していると被害が広がり、修繕費用も膨らんでしまいます。目視だけではなかなか原因の特定まで至らない雨漏りに関しては、やはりプロの熟練した技術が必要です。屋根そのものを大切にしながら修理を行うのが、30年以上の実績を誇るアーヴァイン日本美建株式会社という雨漏りの修理業者。屋根や屋根材の繊細さを理解している職人たちは、全員が足袋をはいて修理を行います。細かいところにまで気を遣い、リスクを最小限に抑えた施工は、質の高さでも評判を集めています。経年劣化というのは防ぎようのないもの。だからこそ、定期的なメンテナンスと細かいチェックが大切になってきます。