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地球にやさしいエコハウスとは

「環境問題」という言葉は誰もがご存知だと思います。2020年7月1日から全国で開始される予定のビニール袋有料化は環境問題対策の一環です。ビニール袋の使用を減らし、プラスチックごみを抑えることで、プラスチックごみ廃棄問題や地球温暖化など、地球環境に悪影響を及ぼす問題を多少なりと改善できると考えられています。

環境問題は、地球に生きる私たちにとって他人事ではありません。2019年時点で、世界で進行している環境問題は25種類あると言われています。このままさまざまな環境問題が進めば、私たちの生活に支障が出ることもあります。

25種類ある環境問題の中には、私たち一般人の努力ではどうにもならないことも含まれています。一方で、できることも存在しています。

こちらでは、環境問題を考慮し、地球に負担をかけないエコハウスを建てたいと考えている方に対して、導入が勧められる設備を紹介します。

エコハウスに導入される設備例

<雨水タンク>

雨水貯留槽(うすいちょりゅうそう)とも呼ばれる雨水タンク(うすいタンク)は、屋根に降った水を一時的に貯めておくことができます。雨水を使うことで、世界の水不足問題に貢献することができます。

代表的なのはトイレの洗浄水として使う方法です。地震のような自然災害が発生し、断水した時も、雨水があればトイレの水を流すことができます。この他、庭の植物への水やりにも利用されています。

<ソーラーパネル>

住宅の屋根に取り付けるソーラーパネルは、太陽から降り注ぐ光エネルギーを電気エネルギーに変換できます。エネルギーには石油や石炭のような再生不可能エネルギーと、太陽光や風力などの再生可能エネルギーがあります。再生可能エネルギーは、使用しても有害な物質を発することがないため、二酸化炭素の排出問題などに貢献できます。

ソーラーパネルの導入は家庭にもメリットがあり、電気とガスを併用している住宅に導入した場合、年間の光熱費を約3分の1まで削減することが可能だと言われています。

<エコキュート>

空気と電気の力でお湯を沸かすエコキュートは、燃料の使用を削減でき、二酸化炭素の排出を抑えます。また、熱を運ぶ役割を担う冷媒に二酸化炭素が利用されていることからも、二酸化炭素排出問題に大きく貢献できます。

安価な夜間電力を活用することで、家庭の電気代を抑えられるという特徴もあります。

以上がエコハウスに導入されている設備の例です。エコハウスは、環境にやさしいことはもちろん、光熱費を抑えられるという家庭に優しい面も持っています。環境を考えた設備は他にもいろいろあるため、積極的に取り入れていきましょう。

しかし、通常の住宅設備と同様に、雨水タンクやソーラーパネル、エコキュートなども、長く使い続けるためにはメンテナンスが大切です。故障によって設備が使えなくては導入した意味がなく、環境問題解決にもつながりません。

家庭でのメンテナンスでは改善できない不具合がある場合は、修理や交換も視野にいれましょう。たとえば、エコキュートならば約10~15年が寿命と言われています。特に、10年を超えると故障の可能性が高まります。万が一故障した場合は、yhsのようなサービスを利用して、新しいエコキュートに交換してください。